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Vol.7〜犬の問題行動と飼い主がリーダーになることの関係性

愛犬と幸せ家族になる方法
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この記事を書いた人

キャンピングカーで年間100泊以上愛犬と旅をしています / 「愛犬と幸せ家族になる方法〜PHP文庫」著者 / 大学・通信教育系企業でペットビジネス関連講座を担当 / ドッグサロン、トリミングスクール経営 / Voicy「キャンらじ〜穏やかに生きる」パーソナリティ / YouTubeチャンネル「キャンピングカーのある暮らし」配信中

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はじ丸(@hajimaru2017)です。

この記事は前記事「Vol.6〜犬の多頭飼いの現実と去勢避妊について」の続きになります。
まだご覧になられていない場合はまずそちらからお読み下さい。↓

Vol.6〜犬の多頭飼いの現実と去勢避妊について
我が家にはもともと4匹の愛犬がいました。 その愛犬も今は2匹。 愛犬が逝った後のペットロスを意識して多頭飼いをしていたわけではありませんが結果として、そのおかげでペットロスを乗り越えられていると言えます。 残った犬たちの「無償の愛」に救われるのです。 でも初めからペットロス対策で多頭飼いをするというのも少しちがう気がします。 ペットロス回避のため、自分のために多頭飼いを考える。 なんだか動機が自分勝手なような。 でも現実として私たち夫婦は残っている今の子たちに助けられたのです。難しいところです。 多頭飼いを考えてみます。 犬は元々群れで生活する習性をもっている生き物ですから、複数を飼うこと自体



犬のリーダーになることの意味

一昔前までは「犬と暮らすなら群れのボスになりましょう」というのが主流でした。
ボスというと絶対的なイメージで、ボスとして優位な立場に立つことこそが飼い主と犬との正しい関係とされてきましたが、その考えも時代と共に変わってきています。

これから犬の習性を学ばれるなら、人と犬の関係は「リーダーとメンバー」「講師と生徒」、そんなイメージを持って学んで欲しいと思います。

人と犬どちらがリーダでも構わない

これからこのブログで何度も言いますが、飼い主さんがそれでよければ人と犬の優位性が逆転していてもいいのです。
トレーナーの先生方には叱られそうですが、他人に迷惑をかけないのを前提として、愛犬に噛まれようが唸られようが飼い主さんが幸せだったら、どちらがリーダーであろうと構わないし今のままでいいのです。

でも待ってください。
犬は飼い主さんがリーダーになってくれる方が幸せなのです、これは絶対。
だから噛まれたら、そこはやはり叱るべきです。

当たり前ですが、飼い主さんがリーダーになると噛まれません。
ご飯を食べている時に近づくだけで唸るなんてこともない。
マウンティングで腰を振ることもしない。
来客にガウガウ威嚇することもしません。

理由は簡単です。
犬にしてみれば自分ががんばる必要がないからです。
リーダーである飼い主さんの下で気張ることなくのんびりと暮らせます。
犬にとってそれこそが天国なのです。

だからもし現在噛まれたり唸られたりしているなら、そこはやはり喜んでいないでリーダーになる努力はしてみるべきです。
愛犬のため、自分のため、周りのための三方よし。
近江商人の経営哲学みたいですが、それが幸せへの近道です。



よくある犬の問題行動

よくお客様からいただくご相談に

ごはんを食べているときに近づくと唸られるんです

というのがあります。
唸るどころか手を出すと噛まれる場合や、奥さんと寝ている愛犬を触ろうとすると唸ったり噛まれたり。
この類の話はとても多く耳に入ってきます。
もう一度言いますが、飼い主さんがそれを楽しんでいるならそれでいいと思います。

でもそうでないなら、その行動をコントロールする必要があります。

噛む唸るに対処する

では唸られない(噛まれない)ためにどうすればいいか。

まず近づかないことです。

当たり前と思わないでください。
とても大事なことです。
どの場合もそうですが、問題行動を起こさせない環境を作ることが先です。

媚びへつらうのではありません。
第一歩の準備段階。
そこから逆転劇を起こします。

なぜ唸るのでしょう。
それはごはんを取られまいと守っているからです。
これは自分のごはんだと主張しています。
私が入れてあげたごはんなのに……という思いをぐっと堪えて次に進みます。

近づいたあなたにごはんを「とられる」と思っているのを「もらえる」にチェンジさせればいいのです。
まず一食分全部を一度に容器に入れるのをやめます。
小分けにして与え、一度の分量は犬が一口で食べてしまうくらいの少量にします。

犬の食事時、飼い主さんは真横についている状態です。
2~3粒ずつでもいいくらいです。
カランと容器に入れます。
唸ってごはんを守るような子はすぐ食べます。
愛犬はもっと欲しいと催促するような態度を取ります。
入れてあげます→食べます→また入れます。

それを繰り返すと、犬は唸るヒマもありません。
それどころか、この手はごはんをくれる素敵な手だと学習します。

そのうち待ちきれずに直接手の方に食べに来るかもしれません。
かまいません。
手から直接あげてください。
逆転劇です。
あなたの手はごはんを取り上げる悪魔から、ごはんをくれる天使になります。

マウンティングについて

犬が腰を振る行為は「部下になれ」「おれ(わたし)の方がえらいんだぞ」と犬が優位を主張している行為だとよく言われます。
たしかにその場合もあります。

でも経験上、そうじゃない場合が多いのです。
男の子なら性的な興奮の場合もあります。
他にハイテンションになってるだけだったり、単に遊びを誘ってるだけだったり。
経験のある方も多いと思いますが、女の子でも腰を振る子がいます。

理由は何であれ、腰を振る行為をやめさせたほうがいいのには理由があります。
好きにさせておくとエスカレートしていき、いずれ優位性のそれに変化する恐れがあるからです。

腰を振るたびにはねのけて無視。
目も合わさないようにします。
またしてきます→はねのけて無視→またしてきます→はねのけて無視。
その繰り返しです。
そのうちしなくなりますので、しなくなったその時に褒めてあげます。

褒めると喜んでまた腰を振ろうとします。
調子の乗るなと、またはねのけます。
マウンティングに対してはその場から逃げることなく、それを繰り返してください。
根気よく続けると必ずしなくなります。

来客への吠えや唸り

お客さんに対するガウガウ。
嬉しくて興奮しているのか、侵入者に攻撃的になっているのか、怯えて吠えているのかで対処は変わりますが、一番簡単な方法があります。

来客に吠えたら、お客さんと一緒に出かけちゃいましょう。
犬は???です。
そしてしばらくしたら一緒に帰りましょう。
同時に入ります。

犬は飼い主さんが帰ってきた嬉しさと、来客に対する警戒心で混乱します。
混乱している間にどさくさに紛れてお客さんにおやつをあげてもらいます。
これ、意外と効きます。
繰り返しお試しを。

とにかく、すべてのしつけに共通するキーワードは根気です。



リーダーになると芋づる式に解決する

前述した犬の問題行動に対する対処法は、すなわちそれが犬があなたをリーダーとして認める過程になっています。

好きな人とリーダーは別

犬は「群れの序列を決める」と言われていますが、好きな人とリーダーは別です。
ごはんをくれる人をリーダーと思っているとは限りません。
ごはんをくれる人は大好きでも、リーダーは犬という場合も多くあります。

夫婦で家族で愛犬のリーダーになるのが、人にとっても犬にとっても理想です。
それを実現するために必要なのは、共通のコマンドで指示を出すことです。
たとえば呼び戻しのコマンドを「コイ」に決めたなら、同じ言葉で指示を出す。

あなたは「コイ」で子供たちは「おいで」、ではなく共有してください。
叱っているときも、あなたが無視しているときに子供たちがおやつをあげているなど、逆の行動をとるのはNGです。

犬は序列最下位の方が平穏に暮らせます。
家族で協力して立ち位置を確立してください。

最後に

愛犬に正しい接し方ができれば犬はあなたや家族をリーダーと認め、あとは芋づる式に問題行動もみるみる解決します。

次回の記事は愛犬の散歩でグイグイ引っ張られない方法、「Vol.8〜愛犬の散歩で引っ張り癖を直す方法とリーダーウォークが必要な理由」についてです。↓

Vol.8〜愛犬の散歩で引っ張り癖を直す方法とリーダーウォークが必要な理由
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これからもこのブログの「愛犬と幸せ家族になる方法2022年版」カテゴリーでわかりやすくまとめていきますので、ぜひ読み続けていってください。↓

愛犬と幸せ家族になる方法2022年版
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はじ丸(安藤一夫)@犬と生きる|note
PHP文庫「愛犬と幸せ家族になる方法」著者|Voicy「キャンピングカーのある暮らしwithDogs」パーソナリティ|犬との暮らしに必要なしつけの話とご質問への回答など、犬についてもっと勉強したい人向けの記事(無料)や犬に関わる仕事で開業したい人向けの記事(有料)を書いています。

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