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Vol.8〜愛犬の散歩で引っ張り癖を直す方法とリーダーウォークが必要な理由

愛犬と幸せ家族になる方法
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この記事を書いた人

キャンピングカーで年間100泊以上愛犬と旅をしています / 「愛犬と幸せ家族になる方法〜PHP文庫」著者 / 大学・通信教育系企業でペットビジネス関連講座を担当 / ドッグサロン、トリミングスクール経営 / Voicy「キャンらじ〜穏やかに生きる」パーソナリティ / YouTubeチャンネル「キャンピングカーのある暮らし」配信中

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はじ丸(@hajimaru2017)です。

この記事は前記事「Vol.7〜犬の問題行動と飼い主がリーダーになることの関係性」の続きになります。
まだご覧になられていない場合はまずそちらからお読み下さい。↓

Vol.7〜犬の問題行動と飼い主がリーダーになることの関係性
一昔前まで犬と暮らすなら「群れのボスになりましょう」というのが主流でした。 ボスというと絶対的なイメージで、ボスとして優位な立場に立つことこそが飼い主と犬との正しい関係とされてきましたが、その考えも時代と共に変わってきています。 今から犬の習性を学ばれるなら、人と犬の関係は「リーダーとメンバー」「講師と生徒」、そんなイメージを持って欲しいと思います。 人と犬どちらがリーダでも構わない これからこのブログで何度も言いますが、飼い主さんがよければ人と犬の優位性が逆転していてもいいのです。 トレーナーの先生方には叱られそうですが、他人に迷惑をかけないのを前提として、愛犬に噛まれようが唸られようが



愛犬が散歩でグイグイ引っ張る弊害

愛犬の散歩で引っ張るクセを直すのは飼い主さんのためだけではありません。

首輪をつけた状態で強く引っ張ると、首や気管、背中や腰など愛犬の身体に大きな負担がかかります。
長年続けていると健康上に支障をきたすだけでなく、さらにその行動で、首輪やリードの付け根の経年劣化も早まり、突然切れたり外れたりし愛犬が逃げてしまう事態も考えられます。

だから引っ張り癖は直すべきなのです。

飼い主さんが引っ張るほど強化される犬の行動

お散歩でうちの子がグイッグイ引っ張るんです……

というご相談はたくさんいただきます。

このご相談の時点で飼い主さんは勘違いされています。
グイグイ引っ張っているのは飼い主さんなんです。
犬も引っ張っていますが、飼い主さんはそれに負けじともっと力を入れてグイグイ引っ張ってる。
大型犬の散歩で体重を後ろにかけて歩いてる人をよく見かけますが、あれは大きな間違いです。

お年寄りが犬のお散歩をしているのをご覧になったことがあると思います。
よく注意して見てください。
グイグイ引っ張られているおばあさん(おじいさん)はほぼいません。
そこにヒントがあります。

たまに腰掛けて休憩しながら実にのんびりとお散歩をされています。
人も犬ものんびりお散歩。
いいですよね。
脚側歩行レッスン(足の横にピタッと付いて歩くレッスン)なんてしていません。(たぶん)

飼い主さんが引っ張るから犬も引っ張る。
犬の方は引っ張られながらも前に進む。
ここで犬は学習します。

いぬ
いぬ

負けずに引っ張れば前へ進めるんだーー

そして飼い主さんが引っ張られまいと、引っ張れば引っ張るほど愛犬の引っ張りは強化されていきます。



引っ張り癖を直す方法

おじいさんおばあさんは犬をグイグイ引っ張りません。
犬のペースで歩くこともしません。
それどころか引っ張られるとしんどいから止まります。
あくまでも自分のペースで歩きます。
犬はそのペースを守ることを学習していきます。

お客さまの依頼で、引っ張り対策レッスンをすることもあります。
そのときは必ず飼い主さんと一緒にします。
飼い主さんにも方法を覚えてもらわないといけません。
するとだいたい30分もかからずに引っ張らなくなります。

でも少し時間が経つと、またグイグイ引っ張られてお店に来られる方が多いのです。
なぜでしょう。
理由は簡単です。
犬は相手によって手を抜くことを知っているからです。

犬たちは、一度レッスンして覚えたことは絶対に覚えています。
飼い主さんがそれを引き出せずにいるだけ。
コマンドとタイミングを間違えている場合も多いのですが、何より犬に何かを教えるときは、根気と継続。これしかありません。

引っ張られたら止まる!

それでは、引っ張られないためのレッスン方法です。

引っ張られたら止まる! 

それだけです。
先に書いた”おじいさんおばあさん方式”です。
引っ張られたら止まって下さい。犬はあれ? と止まります。
犬が引っ張るのをやめてリードが緩んだらまた歩きます。

この繰り返し。
この場合は歩くのがご褒美です。
犬が立ち寄りたいところ、例えば電柱とか、そこはしっかり立ち寄ってあげてください。

犬が電柱に止まっているときは引っ張らないで、付き合ってあげてください。
ご褒美ですから。
おばあさんは決してそんなことしません。

お散歩でグイグイ引っ張る子に伝えること。
それはまず、引っ張る子と綱引きをしながら歩かない。
ただ止まる。
そして引っ張らなければ行きたいところにゆっくり行けるのよ、慌てなくてもいいのよ、ということを教えてあげる。

それだけです。



最後に

散歩で引っ張るのは主従関係ができていないからだともよく耳にします。
ちがいます。
引っ張る行動が強化されて、エスカレートした延長上に主従関係云々はあるかもしれませんが、子犬の時はほとんどの子が引っ張ります。

よく道具を使う方法が紹介されています。
引っ張り対策のリードもあります。
マズルに直接絡ませるようなものもあります。
あれはおすすめめしません、というか必要ありません。

今回書いた方法で解決できるはずです。
根気よく、と言っても引っ張りはすぐに直ります。
頑張ってください。

次回は、飼い主さんは正しいと思ってしていることが逆効果になっている「飼い主さんの間違った行動」について解説します。

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はじ丸(安藤一夫)@犬と生きる|note
PHP文庫「愛犬と幸せ家族になる方法」著者|Voicy「キャンピングカーのある暮らしwithDogs」パーソナリティ|犬との暮らしに必要なしつけの話とご質問への回答など、犬についてもっと勉強したい人向けの記事(無料)や犬に関わる仕事で開業したい人向けの記事(有料)を書いています。

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はじ丸