おはこんばんちわ、はじ丸(@hajimaru2017)です。
ドッグサロンという仕事柄、ほぼ毎日犬たちを車に乗せて走っていますが、よく目にするのが、助手席に犬を乗せて走っている車です。
助手席の窓から犬が顔を出し、気持ち良さそうに風に毛をなびかせていたり、中には運転席で犬を抱きながら運転している人もいます。
犬を助手席に乗せるのは違反になるって聞いたことがあるけど、それって本当?
今日は、そんな疑問にお答えします。
この記事のポイント
- 犬をフリーで車に乗せると違反?
- 違反になる理由を調べると納得できる
- 愛犬を安全に乗せる方法は?
- おすすめのカーグッズ
犬を助手席に乗せるのは道交法違反?
結論から言います。
違反です。
ただし、フリーで乗せた場合は、ということです。
道路交通法第55条第2項に抵触する行為になります。
道路交通法第55条第2項
車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。
道路交通法,(略)道交法から引用
違反点数2点、9,000円の罰金です。(2018年8月現在)
理由〜運転の妨げになる危険性
違反になる理由は、黄色のアンダーラインを引いた「ハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し」の部分ですね。
うちの子は大人しいから大丈夫・・・
というのは通用しません。
例えば助手席の窓から顔を出していたら、左のバックミラーはほぼ犬の顔で、後ろは見えませんよね。これが「後写鏡の効用を失わせ・・・」に当たります。
愛犬が膝の上なら「ハンドルその他の装置の操作を妨げ・・・」の該当します。
事故の例
- 助手席の愛犬が急ブレーキでフロントガラスに突っ込んで骨折
- 膝の上にいた愛犬が、衝突時エアバックに潰されて死亡
- 愛犬が偶然ウィンドウボタンを押してしまい、窓から飛び出し後続車に轢かれ死亡
- 窓から顔を出した犬に、横を走っていたバイクが驚き転倒
乗せるときには考えもしないことが起きています。
犬の安全確保のため
こちらは安全運転を心がけていても、予想しない事態が起きるのが車の運転です。
「私は急ブレーキを一度も踏んだことがない」という方は稀でしょう。
フリーで座席に乗せていれば、急ブレーキで犬は吹っ飛びます。
15年前にドッグサロンを始めてからしばらくの間、お客さんの愛犬は基本的に助手席に乗せて送迎していました。
理由は、その方が”犬もお客様も喜ぶ”からです。
2012年でしたか、道交法の改正で犬をフリーで乗せるのは違反となったので、このタイプの物を置くようにしました。
助手席に固定できる犬用のドライブボックスです。
リードフックも付いています。
しばらくはこれを使っていたのですが、衝突事故が起きたら助手席は一番危険だということで、今ではクレートに入れるようにしました。
お客さまの愛犬ですから、安全重視です。
違反にならず且つ安全に乗せる方法
上記のオートバイ事故しかり、周りの人たちはもちろん、犬たちの安全も考慮する必要があります。
今はそのためのカーグッズも豊富に出ています。
おすすめのカーグッズ
ドライブボックス
座席に固定するタイプ。
ヘッドレストに引っ掛け、シートベルトで固定できるようになっています。
リードフックは2本。小型犬なら2匹でも大丈夫ですね。
サークルorクレート
安全最重視で行くなら、やっぱりサークルかクレートになります。
ワンボックスカーやバンタイプであれば、乗せるのも余裕です。
管理人の場合↓
ここまで乗せないといけない人は稀でしょうが、どうせなら、部屋が2つに別れているタイプのこれ。
小型犬2匹なら余裕ですし、1匹なら片方はトイレスペースになります。
エアトラベルキャリーは定番です。
普通のクレートより頑丈なんですよね。
管理人の車の写真、右上に写っているのがこれの中型犬まで入るタイプです。(サイズいろいろあります)
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まとめ
車中泊に行くときは、どうしても長距離になります。
運転中は大人しく乗ってもらい、まめに休憩を取り、ぶらぶら散歩。
違反切符云々ではなく、人と犬双方の安全のためにもこれしかありません。
この頃はドッグラン付きのSAも増えてきたので、愛犬家には嬉しいですよね。
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はじ丸